TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD導入
35mmの単焦点というと標準〜標準広角と言われるだけあってライバルの多い画角となるのですが、散々悩んだ挙げ句、タムロンを選びました。同等の性能のレンズがF1.4という明るさに対し、このタムロンはf1.8。明るさの面だけ考えれば当然暗いものとなりますが、ハーフマクロと言ってもいいくらいの近接接写や手ブレ補正のことを考えると、きっとボケの深度は深くなりトロトロの描写が楽しめるだろう。そんな気がしたからです。
あまり使っている人の少ないレンズなので少し心配はあったのですが、カリカリになりすぎるでもなく、かといって芯がないわけでもない女性的な描写です。手ブレ補正が効いているという印象は少ないかな?イメージとしては、接写を手持ちで行うようなシチュエーションで確かに効果があると感じるレベルです。
なんの変哲も無いサンプルで申し訳ないのですが、いかがでしょう。花びらのピント位置から萼に向かってとろけていく様子はとても繊細で滑らかです。
ご近所の神社でのスナップです。コントラストの高くなる場所での撮影になりますが、主役の狛犬と背景がこれでもかというくらい繊細に分離されていて気持ちがいいです。