写真のはなし。
今週はすっかり職場のアレコレに巻き込まれ…違うな。野良犬に咬まれて酷い目にあいました。ごきげんよう。
もう更新出来ないんじゃないか?と思うくらいせわしなかったのですが、昨日は久しぶりに楽しい楽しい写真仕事があったので、落ち込んだ気分もスッカリサッパリです。しかも久しぶりに晴れました。
極めて限定的な冊子ではありますが、その表紙の写真をお願いされたのでお外でポートレート撮影してきました。※本人に許可とっていないので後ろ姿。
普段は室内のスナップか、自主制作の作品に使用する素材としての写真が圧倒的に多いため、屋外撮影の経験が少なく思いのほか苦戦してしまったのですが、狙い通りの写真をクライアントに提供できたので一安心です。
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ちょくちょく頼まれて撮影する今日この頃ではありますが、実は完全に自己流。(だから普段撮影しないシチュエーションには極端に弱い)ですから、何段絞るとか言われてもいまいちピンと来ない人です^^;困ったね。(こういうふうに撮ってと言われれば出来るのですが…)
だったらどうやってカメラのセッティングしてるのさ。と問われれば、
体で覚えた。
という他ありません。
最近のデジタルカメラはホント良く出来ていて、大抵、シャッター切ればいい絵自体は撮れるのですが、逆に誰が撮影してもあまり差がでないということがあります。もちろん写真家として生きるのであれば、テーマや撮影する意味など深く掘り下げていく必要があるのですが、そうでないのなら、どのような絵にしたいか。という明確なイメージが重要なんじゃないかな。と個人的には思っています。それは写真に限ったことではなく、モノ作り全般にも言えることではあるのですが…
例えば今回の例であれば、
- ロケ場所の事前チェックなし。
- バストアップで空を広く。
- 凛とした表情ながらも、どこかシネマチックな雰囲気。
というのがありましたので、
- (背景に余計なものが入る可能性が高いので)望遠レンズで画角を対象に集中させよう。(レンズの癖はもちろん把握済み)
- 空はあたりまえですが、上に広がっているものなので、出来るだけ下から撮影する必要あり。
- 晴天で、太陽光で影が強く落ちる可能性があるので日陰で撮影する必要があるかな?(ストロボないし…)
- クライアントのいうシネマチックに誤差があるといけないので、(色温度を寒色に寄せようかとも思ったのですが)後ほどの事も考え、RAW撮影が無難。
このような感じで、撮影する前からある程度イメージを固めるようにしています。要するにノウハウとして準備するというよりは、こんな絵にしたいからこういう準備が必要かな?と想像するというイメージでしょうか。後はその場のアクシデントを楽しもう(笑)くらいの心持ちですかね。
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最近でこそ自分の欲しい(必要な)絵が撮れるようになってきましたが、今でも密かに続けている訓練があります。ずばり。
tumbler
(えー
もうね。素敵な写真がいっぱいコレクションされているのでひたすらリブログ。どうやって撮影しているのかな?と、レンズやセッティング、構図などをひたすらイメトレです。自分の持っているレンズで撮影できるのか?カメラのセッティングなのか?必要なものは何か?etc… そして機会があれば挑戦!
これらを繰り返しているうちに、気がついた頃には自分の好きな絵肌というものもわかりましたし、予測もつくようになりました。自分の思っている絵が撮影できるようになると、写真がぐっと楽しくなるので是非挑戦してみてください。
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具体的な内容がほとんど無いので役に立つのかどうかは全くわかりませんが、私はこんなふうに写真を撮ってます。ということで。